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『山椒は小粒でもぴりりと辛い』

  Within a little head, great wit.(小さな頭の中の大きな知恵)

  山椒の実は小さいが非常に辛いことから、なりは小さくても、
  気性や才能が優れているさまをたとえていう。

という解釈だけど、


これを、自分的にエクステリアの観点から訳してみると、


『小さいお庭も、プランニング次第で、素敵になる』


と、解釈できる。


 
『庭の大小に関わらず、プランニング次第で、デザインや機能性に優れた素敵なお庭

は、創ることができる』という訳だ。



 現在進めている物件の中に、『狭小スペースのお庭創り』がある。

正確にはリ・ガーデンで、ガーデニングスペースとして利用されていた部分の改修工事である。


施主様からは、

 『新築の際に何となく作ってしまったのだけれど・・・』との事で、不満の様子。

  ・家族や親戚と、集える空間
  ・道路からの目隠し
  ・適度な植栽

 などが、要望として上がった。


そして最後に、

『ここに、憩いのスペースを創るのが、夢なんです。』

見事なまでの決めゼリフ。


 これを言われて、燃えないプランナーはいない。



狭小地のプランニングで、自分が心掛けていることは


『繊細さ』


使用する素材は、なるべく自然石を使用し、色むらを強調させたり・・・
アプローチ等の形状は、細かく凹凸をつけたり、幾何学的にしてみたり・・・
植栽は、高さは勿論、葉や幹の太さまでこだわって、小さいものにしてみたり・・・

結果、狭小地であっても、デザインに動きがでて、狭さを感じさせない、

『趣のある、広い空間』を、演出することができる。




s-図面
これが、それらをふまえてプランニングした図面である。

物置・フェンス・玄関ポーチ前の砂利敷きは、既存のまま。



s-IMG_0272.jpg

こちらが、作庭中の様子である。

・自然石を使用したテラスとアプローチ。形状にもこだわりました。
・これだけのスペースに、照明器具も10基設置の予定。夜間の演出も素敵です。


こういった細かい作業は、随所に職人さんたちの技術やセンスも反映される。



みんな、目的は同じ。



『いいもの創ろうと、頑張っているのです。』




最後に、狭小地の庭創りが上手いのは、

広大な敷地の庭創りも、数多くやらせてもらっているからです。


まさに、


『大は、小を兼ねる。』


と、いうわけ。
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